ice_blog

思ったことを忘れないように、考えたことを思い出せるように

君のいる町といない町

本当は こんな僕でももう分かってる君は僕が好きじゃないだけだ君が好きなのは僕じゃないだけだ『じゃあ、何故』 / 阿部真央____________________________________________ 年末は『ハクバノ王子サマ』にハマっ…

葉っぱ売りの...

でも、とりあえず書いてみるか。書けば、自分もまた変化するだろう。そうすれば、もっと深い考察ができるようになるかもしれない。『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』 / 森博嗣__________________________…

純愛適齢期

欲情をそそる度合いで言えば、清純さこそが最も卑猥なのではないか。『九月が永遠に続けば』 / 沼田 まほかる__________________________________________________ 最近ドラマ化された『ハクバノ王子サマ』という漫画を今更読んでみた(刊行は2005年)、沼田…

Like father, like son.

『6年間はパパだったんだよ。出来損ないだけど、パパだったんだよ』ビジネスマンの野々宮良多はある日、6歳になる息子が実は、出生時に病院内で取り違えられた他人の子供だったことを知る。妻のみどり共々大きなショックを受けた良多は、重大な決断を下さな…

The Garden of Words

『27歳のわたしは、15歳の頃の私より少しも賢くない。』 梅雨の季節に日本庭園で出会った、靴職人を目指す少年と歩き方を忘れた女性。彼女が少年に残したのは一篇の万葉集。 『言の葉の庭』 / 新海誠___________________________…

風立ちぬ、いざ生きめやも

かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに辛い時代だった。そして、日本は戦争へ突入していった。当時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか?イタリアのカプローニへの…

夏の陽射し

僕はきっと旅に出る 今はまだ難しいけど初夏の虫のように 刹那の命はずませ『僕はきっと旅に出る』 / スピッツ________________________________初夏の虫のように刹那の命をはずませて、何年か振りに一人で旅行に出てみた。…

巡礼の夏

そうかもしれない。実は君はずいぶんとつまらない顔をしていて、私の頭がどうかしていたのかもしれない。でも少なくとも十六歳の愚かしい少女にとっては、君は十分ハンサムだったんだよ。君みたいな恋人がいたらどんなに素敵だろうと思った。『色彩を持たな…

記念式典

戦争という,人類がどうしても超脱することのできない悪業を,勝者と敗者でなく,正義と非正義に分けはじめたのはいつ頃からであろう。分けたからといって,戦争が消滅したわけでもないのだが。『ローマ人の物語5-ハンニバル戦記下-』 / 塩野七生___________…

懐かしい歌

切ない恋愛に身を焦がす少女のように命もいらないと思えたなら素敵なのに『可憐』 / OLD______________________________ 高校の頃、このまま寝てしまって良いのかなと思いながらベッドに横になっている時間帯に流れる天気予報…

日々の賞味期限

『夜空を見上げることは、宇宙がはじまってから現在に至るまでの歴史を見上げているのと同じなんだってさ。遠くの星の光が地球に届くまでには、何万光年も 何百万光年もかかるだろう。だから遠くの星を見れば見るほど、宇宙の果てというか、はじまりを見てい…

言葉の力

言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。 ジャーナリスト宣言。朝日新聞________________________________________________ 5月なのに寒い,今後毎年5月になってもこの気温のままだと衣替えのタイミングを間違…

Muller-Lyer錯視図形が現実世界と意識とが一対一対応でないことを証明します

何十万もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器 あれだって最初は 名もない科学者の純粋で小さな夢から 始まってたんじゃないだろうか? 『Everything is made from a dream』 / Mr.Children __________________________________________________ 久しぶり…

Milky Way

僕は眼を閉じ、耳を澄ませ、地球の引力を唯ひとつの絆として天空を通過しつづけているスプートニクの末裔たちのことを思った。彼らは孤独な金属の塊とし て、さえぎるもののない宇宙の暗闇の中でふとめぐり会い、すれ違い、そして永遠に別れていくのだ。かわ…

価値観の相違

「途中でやめたら意味なんかありませんよ。結果が全ての世の中です。」 「全てが結果なのだと、私は思うけれどね。」 『クビキリサイクル』 / 西尾維新 ___________________________________________________ mixiの日記は比較的多くの人に見られるため本音…